もんち -悶々と考える-

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でんぱ組.inc - VANDALISM

今日はでんぱ組.incについて書きたいと思う。

 

4-5年前くらいからAKBやらももクロやらアイドルがもてはやされるようになって、僕ももれなくその波に乗ったのだった。

 

そんな中でんぱ組.incに注目し始めたのは丁度、2年程前。

周りで、でんぱ組.incを推す声をよく聞くようになった頃。

Winnersの玉屋2060%さんが作った、2曲を聞いてドハマリした。

 

www.youtube.com

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どちらも楽曲は最高。

メンバーの底抜けに明るい雰囲気が、いい感じのお祭り感を醸しだしている。

ライブに行きたい!って心の底から思わされるような、素晴らしいPVだと思う。

 

さて今日は、でんぱ組.incの魅力について、真剣に考えてみたい。

 

というのも、楽曲も素晴らしいし、でんぱ組.inc関連のコンテンツはアートな感じも素晴らしい。いろいろと、魅力があるのは分かるけど、他のアイドルと比較して年齢層が明らかに高い。

 

僕の持論の中で、アイドルの黄金期は中学生-高校生。

その時期に放つ、若さ故のあどけなさと、不慣れ感、そしてエネルギーが人を惹きつけると思っている。

 

アイドル文化の楽しみ方はたくさんあるし、ファンの種類も色々になってきた。

それに、AKBやももクロといったアイドルも高年齢化が進んできている。

とはいっても、ここまで人気で年齢が高いでんぱ組.incの位置は明らかに異質である。

 

アイドル以外の何かと、考えてみても、やっぱりアイドルがしっくりくる。

では、どの部分にアイドル性を感じているのか、そして沢山の人々を惹きつけるのか。

 

それは、かなり昔に流行った「電車男」に通じているのではないかと考えられる。

 

電車男は、オタクの男が美女に恋して、内面から成長し、自己実現を果たす物語。ストーリーの中でオタクという殻をぶち破るエネルギーに、応援する声が集まる。あの雰囲気はアイドルを応援するファンと、アイドルの関係にすごく似ている。

 

でんぱ組.incのメンバーは全員がオタクであることを強くアピールしている。そのことが、グループ自体の特徴ともなっている。そんな、オタクであるメンバー達が、ライブで全力のパフォーマンスで汗だくになって歌って踊る。鬱屈した現状に対する、反逆のエネルギー。ファンは、そこに「電車男」と同じような自己実現のストーリーを重ねて、ライブを見ることができる。

 

全員がオタクという時点で、正のエネルギーを放出することに対して一枚乗っかっているのである。これは、たまたまの経緯でこうなったのか、事務所が仕掛けたのかは分からないけど、素晴らしいコンセプトだし、オタクの高齢化が進んでいる今、でんぱ組.incが全力でパフォーマンスできる以上、ずっと続いていくグループなんじゃないかと感じている。

 

また、黄金期を過ぎたアイドルの生存の道という意味でも、すごく注目している。

 

最後に紹介するVANDALISMという曲は、初めて生のライブで見たときに、エモーショナル過ぎて、涙が出てきたくらい良かった1曲。

 

カオスなVJとカオスなダンスの中に、エモーショナルなサビと、曲中の端々に聞こえる、ハッとするようなフレーズ。ぐちゃぐちゃな状況の中で、前向いて頑張ろうって向かっていくような雰囲気。

 

是非ライブで御覧ください。

 

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